HDDレコーダーの外付けHDDがいきなり、全部消えてしましました。泣
この機会に、最近使っていないラズパイを使って録画サーバーを使おうと思い立ちました。
今回は、まず最新のRaspbianであるRaspbian Buster Liteのヘッドレスインストールをしました。
ヘッドレスインストールとは、ディスプレイなしでインストール・セットアップすることです。
簡単な手順としては、下記の通りです。
- PC上でSDカードにOS(Raspbian Buster Lite)を書き込む
- PC上でOSを書き込んだSDカードに対してWiFiの設定とsshの設定を行う。
- SDカードをラズパイに差し込んで、起動する。
この記事では、ここまで。
以下は、次の記事で行います。 - ノートPCからsshでアクセスして、設定を行う。
使用ハードウェア
使ったハードウェアは、こちら。
種類 | 説明 |
---|---|
ラズパイ | Raspberry Pi Model 3 B+ |
microSDカード | トランセンド マイクロSDカード 32GB UHS-I Class10 |
電源アダプター | KSY USB電源アダプター 5V/3A 1.5m microUSBコネクター |
PC | ノートPC |
無線LAN | TP-Link WiFi |
microSDへのOS書き込み
OSイメージのダウンロード
Raspbianは「Download Raspbian for Raspberry Pi」からダウンロードできます。
機能ごとに3種類に分かれています。
- Raspbian Buster with desktop and recommended software
- Raspbian Buster with desktop
- Raspbian Buster Lite
今回は、GUIは必要ないので、Raspbian Buster Liteをダウンロードしました。
zipファイルのまま書き込みを行うので、展開はしません。
SDカードへのOSイメージの書き込み
microSDカードへの書き込みには、balenaEtcherを使いました。
balenaEtcherはzip圧縮した状態で書き込みを行うことができるので、展開しなくてもよくて便利です。
microSDをPCに挿入してbalenaEtcherを起動し、sekect imageを押してダウンロードしたzipファイルを選択します。
書き込み先は、自動的に挿入したmicroSDカードのドライブが選ばれますが、書き込み先が正しいか確認してください。
真ん中が書き込み先です。
書き込み先が正しいと確認出来たら、Flash!を押したら書き込みが始まります。
書き込み終わったら、×ボタンで閉じておしまいです。
もともと、microSDカードは、Eドライブでマウントされていましたが、OSを書き込んだところ、なぜかEドライブとFドライブができました。
Fドライブは、フォーマットが必要との警告がでましたが、もちろんフォーマットしません。
Fドライブは放っておいて、Eドライブに起動前の設定ファイルを置きます。
起動前の設定
起動前の設定として、sshの有効化ファイルと無線LANへの接続情報の格納を行います。
sshの有効化ファイルの格納
OSイメージを書き込んだmicroSDカードのルートに"ssh"か"ssh.txt"というファイルを作成すればRaspbian起動時にsshが有効になります。
"ssh"というフォルダーでも大丈夫です。
私の環境では、Eドライブのルートにssh.txtを置きますが、自分で作らずに下で紹介するツールでssh.txtをDLして、Eドライブに置きました。
無線LAN接続情報ファイル(wpa_supplicant.conf)の格納
OSイメージを書き込んだmicroSDカードのルートに"wpa_supplicant.conf"というファイルを作成し、設定を行うとRaspbian起動時に無線LANに接続されます。
wpa_supplicant.confの中身は、以下の通りです。
country=JP ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="SSID名" psk="パスフレーズ" }
ですが、自分で作るのが面倒ですので、設定ファイルを簡単に作るためのツールを使います。
実際のツールは、こちら。
SSIDとPassphraseを入れて、「追加」を押します。
接続情報が追加されるので、「wpa_supplicant.conf作成」を押すと、wpa_supplicant.confがDLされます。
このツールで作成されるwpa_supplicant.confのPSKは平文ではなく、SSIDとパスフレーズの組をハッシュ化した256bitのキーが書き込まれます。
wpa_passphraseを使った場合に設定されるのと同じですね。
ついでに「ssh.txt作成」を押すと、空のssh.txtをDLしてくれます。
ssh.txtとwpa_supplicant.confをまとめて、OSイメージを書き込んだmicroSDカードのルートにコピーします。 私の環境では、Eドライブに置きました。
これで、microSDをラズパイに差し込んで起動すると、無線LANでラズパイに接続できるようになります。
次は、raspi-configによる設定です。
https://www.yorunokawa.com/entry/Raspberrypi-setting02www.yorunokawa.com