2020年2月度版 RaspberryPi Raspbian インストール[Buster]

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HDDレコーダーの外付けHDDがいきなり、全部消えてしましました。泣

この機会に、最近使っていないラズパイを使って録画サーバーを使おうと思い立ちました。

今回は、まず最新のRaspbianであるRaspbian Buster Liteのヘッドレスインストールをしました。
ヘッドレスインストールとは、ディスプレイなしでインストール・セットアップすることです。

簡単な手順としては、下記の通りです。

  • PC上でSDカードにOS(Raspbian Buster Lite)を書き込む
  • PC上でOSを書き込んだSDカードに対してWiFiの設定とsshの設定を行う。
  • SDカードをラズパイに差し込んで、起動する。 この記事では、ここまで。
    以下は、次の記事で行います。
  • ノートPCからsshでアクセスして、設定を行う。



使用ハードウェア

使ったハードウェアは、こちら。

種類 説明
ラズパイ Raspberry Pi Model 3 B+
microSDカード トランセンド マイクロSDカード 32GB UHS-I Class10
電源アダプター KSY USB電源アダプター 5V/3A 1.5m microUSBコネクター
PC ノートPC
無線LAN TP-Link WiFi

microSDへのOS書き込み

OSイメージのダウンロード

Raspbianは「Download Raspbian for Raspberry Pi」からダウンロードできます。

機能ごとに3種類に分かれています。


今回は、GUIは必要ないので、Raspbian Buster Liteをダウンロードしました。
zipファイルのまま書き込みを行うので、展開はしません。

SDカードへのOSイメージの書き込み

microSDカードへの書き込みには、balenaEtcherを使いました。
balenaEtcherはzip圧縮した状態で書き込みを行うことができるので、展開しなくてもよくて便利です。

www.balena.io

microSDをPCに挿入してbalenaEtcherを起動し、sekect imageを押してダウンロードしたzipファイルを選択します。

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書き込み先は、自動的に挿入したmicroSDカードのドライブが選ばれますが、書き込み先が正しいか確認してください。
真ん中が書き込み先です。

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書き込み先が正しいと確認出来たら、Flash!を押したら書き込みが始まります。

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書き込み終わったら、×ボタンで閉じておしまいです。

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もともと、microSDカードは、Eドライブでマウントされていましたが、OSを書き込んだところ、なぜかEドライブとFドライブができました。
Fドライブは、フォーマットが必要との警告がでましたが、もちろんフォーマットしません。

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Fドライブは放っておいて、Eドライブに起動前の設定ファイルを置きます。

起動前の設定

起動前の設定として、sshの有効化ファイルと無線LANへの接続情報の格納を行います。

sshの有効化ファイルの格納

OSイメージを書き込んだmicroSDカードのルートに"ssh"か"ssh.txt"というファイルを作成すればRaspbian起動時にsshが有効になります。
"ssh"というフォルダーでも大丈夫です。
私の環境では、Eドライブのルートにssh.txtを置きますが、自分で作らずに下で紹介するツールでssh.txtをDLして、Eドライブに置きました。

無線LAN接続情報ファイル(wpa_supplicant.conf)の格納

OSイメージを書き込んだmicroSDカードのルートに"wpa_supplicant.conf"というファイルを作成し、設定を行うとRaspbian起動時に無線LANに接続されます。

wpa_supplicant.confの中身は、以下の通りです。

country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
    ssid="SSID名"
    psk="パスフレーズ"
}

ですが、自分で作るのが面倒ですので、設定ファイルを簡単に作るためのツールを使います。

qiita.com

実際のツールは、こちら。

mascii.github.io

SSIDとPassphraseを入れて、「追加」を押します。

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接続情報が追加されるので、「wpa_supplicant.conf作成」を押すと、wpa_supplicant.confがDLされます。
このツールで作成されるwpa_supplicant.confのPSKは平文ではなく、SSIDとパスフレーズの組をハッシュ化した256bitのキーが書き込まれます。
wpa_passphraseを使った場合に設定されるのと同じですね。

ついでに「ssh.txt作成」を押すと、空のssh.txtをDLしてくれます。

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ssh.txtとwpa_supplicant.confをまとめて、OSイメージを書き込んだmicroSDカードのルートにコピーします。 私の環境では、Eドライブに置きました。

これで、microSDをラズパイに差し込んで起動すると、無線LANでラズパイに接続できるようになります。

次は、raspi-configによる設定です。

https://www.yorunokawa.com/entry/Raspberrypi-setting02www.yorunokawa.com